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今月のアロマテラピー
7月のアロマテラピー 涼を呼ぶアロマ 〜レモングラス〜
    

7月7日は七夕星祭り。年に一度、七月七日だけ逢うことを許された織女と牽牛の物語は、中国に古くから伝わる伝説です。織女は琴座の「ベガ」、牽牛は鷲座の「アルタイル」という星で、この2つの星が、年に一度、七月七日の夜に近づくところから、この伝説が生まれたといわれています。織姫に会いに行くために牽牛は天の川を渡ります。夏の夜空を広がる白い雲のような天の川は、古来より世界中の人々の夢とロマンを培ってきました。でも、生活の近代化とともに街に光に溢れるようになると、天の川を観測できる場所は激減しました。東京では、昭和46年7月に観測されたのが最後だといわれています。

梅雨の晴れ間には中国の七夕伝説にロマンを馳せながら、電気を消して、夜空を見上げてみましょう。高温多湿の日本の夏でも街が暗くなると、夜風が涼しく感じられます。
過度の冷房は体のためにも地球温暖化防止のためにも控えたいものです。高温多湿の日本の夏を涼しく過ごすために、古くから人々は知恵を絞ってきました。軒のすだれや風鈴、打ち水やガラスの器など、冷房だけに頼らずに、涼しく暮らす工夫をしましょう。例えば、夜には部屋の照明を落とすだけ、心が落ち着き、涼しさを誘います。涼しく暮らすには空気の流れを作ることが大切です。風の動きがあると、汗を蒸発させ、熱を分散させるので、涼しいと体感します。少し暑いと感じたら、エアコンの温度を下げるのではなく、扇風機や団扇など古くからある夏のツールを活用しましょう。実際に、やってみると意外な快適さが見つかります。

「今月のアロマテラピー」は、夏を涼しく暮らすために役立つ精油、レモングラスを紹介しましょう。

レモングラスはイネ科の植物で、主産地はインド、スリランカ、ブラジル、グアテマラ、中国、エジプト、オーストラリアなどです。精油は葉の部分を水蒸気蒸留法で採油します。主要成分は、シトラール(65〜85%)、シトロネラール、ゲラニオール、リナロールなど。レモンのように爽やかで、そして甘く、鮮烈な芳香は、疲れた心を癒しエネルギーを充填してくれます。レモングラスは、エスニック料理に欠かせないハーブとしてお馴染みですが、食欲増進作用があるので、夏バテやストレスから食欲のないときに大いに役立ちます。

筋肉の炎症や痛みをとる作用がありますので、スポーツ跡の疲労回復、筋肉疲労、肩こり、神経痛には、沐浴(アロマバス)や植物オイルとブレンドして、セルフマッサージに利用します。レモングラスには抗菌・抗真菌作用があります。足のデオドラントや水虫予防には足浴がおすすめです。大きめの洗面器に38℃〜40℃のお湯を入れて、レモングラス精油を2滴落とし、よくかき混ぜてから約10分間、足浴します。脚の疲れを取り、また利尿作用があるので浮腫みがすっきりと解消されます。

レモングラスには虫が忌避するシトラール、シトロネラールを含むので、虫除け用のスプレーを作って常備しておくと便利です。足首、ひざ裏、ひざ下、腕、首筋など、衣類からの露出が多く体温が高いところにスプレーします。

レモングラスの虫除けスプレーの作り方
材料 レモングラス精油 10滴(1滴=0.05ml)
グリセリン 5ml
無水アルコール 5ml
精製水 40ml
プラスッチク・スプレー容器(50ml)
作り方 (1)無水アルコール、グリセリンを各5ml、プラスチック・スプレー容器(50ml)にいれます。
(2)レモングラス精油を10滴入れて、フタをしめ、ボトルを振ってよく混ぜます。
(3)精製水40mlを加えて、フタをしめてよく混ぜます。

室内にグリーンがあると、木陰にいるような涼しさを感じます。グリーンとアロマを上手に使って涼しげな空間をつくりましょう。電気式のアロマポットの受け皿に水を張って、精油を滴下(部屋の広さに応じて4〜5滴)します。アロマポットを窓辺に置けば、部屋全体にレモングラスの涼しげな香りが漂い、同時に蚊を寄せ付けません。

使用上の注意:刺激が強いので、原液を皮膚や粘膜に直接つけないようにして下さい。ペットや幼児がいる場合は、精油の使用量を少なめに。

◆バックナンバー
2006年9月 秋色の「森林セラピー®」いいやま北竜温泉 モニターツアー「アロマテラピーと玄米菜食で身体の中からきれいになる旅」のご案内
2006年2月 自然香水 − 心と体で感じる新しいアロマテラピー
2006年1月 新年を飾る和の香り 〜 松 〜
2005年12月 聖夜を彩るアロマ 〜乳香(フランキンセンス)〜
2005年11月 アロマで身体の冬支度 〜ジュニパーベリー〜
2005年10月 アロマで生活のリズムを整える 〜ゼラニウム〜
2005年8月 アロマで森林浴 〜サイプレス〜
2005年7月 涼を呼ぶアロマ 〜レモングラス〜
2005年6月 アロマで梅雨を快適に暮らす 〜ペパーミント〜
2005年5月 アロマでストレスを洗い流す 〜ラベンダー〜
2005年4月 アロマで春の眠気に負けない 〜ローズマリー〜
2005年3月 アロマで花粉症対策 〜ティトリー〜
2005年2月 アロマで風邪予防 〜ユーカリ〜
2005年1月 冬のスキンケア 〜バラの香りで美しくなる〜
 

ライトダウンキャンペーンは環境省が2003年より行っているCO2削減のキャンペーンで、日常の生活で「こうすれば地球温暖化を防げる」という具体的な方法に気付いてもらうためのPR活動です。その代表例が「消灯= スイッチ・オフ」で、毎年、夏至の夜に、電気を消して過ごしてみよう、というキャンペーンが行われます。6月19日(日)にはNPOが主催する「100万人のキャンドルナイト」も開催されて、全国各地で多くの人々が「電気を消して、スローな夜」を満喫しました。CO2削減は、私たち一人ひとりの課題です。環境を守っていくため、夏至のイベントとしてだけでなく年間を通じて意識していかなければなりませんね。
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