街路樹が色づき始めました。紅葉は、明け方の最低気温が6〜7度位になると始まり、20日間くらいで見ごろを迎えます。やがて冷たい北風が冬の訪れを告げる頃、木々はすっかり葉を落とし、冬支度をして春に備えます。11月、私たちも冬に備えて体力増強と免疫力の向上を心がけましょう。寒くなると、朝の目覚めが悪く、気分が落ち込む、眠いなどの症状が続くことがあります。これは日照時間が短くなり、私たちが快適に過ごすために必要な光が不足して、ホルモンの分泌や体温の一定リズムを乱してしまうからです。冬を快適に、そして元気に過ごすためには、規則正しい生活と、晴れた日には散歩をして、自然の光を適度に浴びるよう心がけしょう。身体の冷えにも注意が必要です。寒くなると、私たちの身体は、末梢の血管を収縮させて体温の発散を防ぎます。腸が動かないとカロリーが消費されずエネルギーが生まれませんので、規則正しい食事をして、常に内臓が動いているように心がけましょう。心臓や肺がきちんと機能するために一日に何度か深呼吸します。ウォーキング、ヨガ、ストレッチなどは、冷えを解消し、また冷えからくる肩こり、腰痛を解消し、全身のだるさや疲れに効果的です。
今月は、針葉樹の清らかな香りのジュニパーベリーを紹介しましょう。ヒノキ科の常緑低木で、原産国は、ハンガリー、フランス、イタリア、ユーゴ、カナダなど。精油は、直径5〜8mm程の黒く小さい柔らかい果実を水蒸気蒸留で抽出します。ヨーロッパでは、古くからジュニパーの消毒作用や解毒作用が、伝染病治療に用いられてきました。主な成分はボルネオール、テピネオール、カジネン、セドレン、カンフェン、ミルセン、ピネン、サピネンなどです。
アロマテラピーは、主に血行促進、むくみ、静脈瘤、利尿、解毒、冷えの改善に用いられます。ジュニパーベリーは、体内の酸性老廃物を尿として排泄するといわれています。また、殺菌消毒作用があるので、膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症に役立つとともに、健胃作用、整腸作用、駆風作用があるといわれています。
身体の冷えやむくみが気になるとき、また、過食したり、お酒を飲んだりした翌日は、ジュニパーのアロマバスでしっかりと汗をかきましょう。38〜39度くらいのお湯にジュニパーのバスソルト(天然塩50g+ジュニパー3滴+グレープルーツ1滴)を溶かして、20分間の半身浴をどうぞ。洗面器、フットバスにジュニパー2滴を入れて10分間ほど足浴するだけでもジワーと汗がでてきます。汗をかくことで全身の血行が促進されて新陳代謝が促されます。老廃物を身体から追い出せば、肌荒れの解消にも効果的。ジュニパーの香りが空気を浄化し、緊張感を解きほぐします。
使用上の注意:原液を皮膚や粘膜に直接付けないようにして下さい。肝臓に重い障害があるとき、妊娠中は使用を避けてください。敏感肌の方、幼児やペットがいる場合は、精油の使用量を少なめにしてください。